今週の1枚(00.08.21)
Drummoyne (その4)
Drummoyne特集、最終回です。
ドラモインというエリアは、通り過ぎていくだけなら、イメージ的にそう大したものではないと思います。
シティからパラマッタを結ぶVictoria Roadという、20キロほどある長い幹線道路があります。これはドラモインも横断してるのですが、この道路を進んでいく限り、ドラモインというのは、ただの通過点であり、交通量の激しい幹線道路の排気ガスの底でじっとうずくまっている、街道沿いの地味な商店街にしか見えないでしょう。
ところが、街道から一歩中に入るとやたら静かだったり、船のマストが林立していたりします。
このギャップの構図は、お隣のGladesvilleも似たような感じですし、シドニーの至る所でみられるものだったりします。幹線道路をく限り、なんとなくくすんだ灰色の町にしか見えないのだけど、実は緑豊かな住宅地だったりするというパターン。パラマッタ通り沿い、プリンセス・ハイウェイ沿い、沢山あります。先日紹介したライカードも、パラマッタ通り沿いだけ見てたら、ほんと灰色の町ですもんね。
いつもは通り過ぎてるだけの街も、たまには立ち止まってゆっくり見てまわると、新たな発見があるでしょう。
上の写真は、幹線道路から一本入っただけです。
写真下左:遠くに見えるのが、Gladesville Bridge。
橋を渡ってから、長い上り坂があり、そのてっぺんあたりから商店街が始まります。
写真上右端:この看板で「ナイトクラブ・ダンシング」なんて書いてあるもんだから、場末感はいっそう高まります(^^*)。
一歩入った住宅エリアの風景。
写真上左端2枚:これ、かなり豪邸ですよね。
フェリー乗り場。
海辺からシティ方面を臨む。右端はノースシドニー方面。
オマケです。梅の花がほころんでいました。
写真・文/田村
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