今週の1枚(09.21)
Balmain フェリー発着所の風景
今週はバルメインです。
いきなりですが、デジカメが壊れました(泣)。前々から「動いたり動かなかったり」という「気分屋」状態に陥っていたのですが、ついに沈黙。まあ、今日まで合計6241枚も撮れば元は取ったとも言えるわけですが、とりあえず困ります。あれこれイジクリ倒してみたところ、どうもメモリーカードが元凶のようで、カードを抜くと一応は動きます。しかし、記憶装置がないので、一回の撮影で数枚しか撮れません。
カード自体が悪いのか、インターフェイスが悪いのか今後の検討課題ですが、年内にまた日本に帰りますので、そのとき修理するなり新品買うなり考えたいと思います(こっちで直してるともっと時間かかりそうだし)。で、いきなり問題になるのがこの「今週の1枚」です。
暫定的な方針としては、@過去にやった再放送シリーズでお茶を濁す、A過去の未発表写真から抜粋してお茶を濁す、B掲載枚数を減らして長続きするようにお茶を濁すなどがあります。いずれも「お茶を濁す」わけですね。
ただ、これまでも「1枚」と言っておきながら20枚くらい載せていたわけですが、「ちょっと多すぎるかな」という気もします。全部几帳面にダウンしてたら1Mくらいありますし。沢山あればいいってもんでもないだろうという具合に考え直してます。
当面、限られたキビシー条件で新作も撮りつつ、@〜Bをミックスして延命するという感じでやっていきたいと思います。今回も枚数少な目ですが、その分一枚の画像をちょっと大きくしています。
というわけで、バルメインです。シティに思いっきり近いくせに、日本の観光ガイドではほぼ完全に黙殺されているバルメイン。実際観光地ではありません。だからパディントンのように妙に観光ズレもしてません。そのまんまのオーストラリアの下町です。
ただ、地元のオージーにとっては、バルメインは2つの意味で注目されています。一つは歴史的意味、もう一つは不動産開発としての意味。前者は、オーストラリア最古の町ロックスの対岸の港ということで、造船修理などの産業港として古くから賑わっており、歴史的建造物がたくさんあるということです。実際、「バルメインの古い建物散策コース」というのがありまして、地元のシドニー遊歩ガイド本やフェリーのパンフにも紹介されてます。今回撮影してたときも、地元のオバチャンらが郷土史家とおぼしき人に率いられてゾロゾロと歩いておりました。
後者(不動産開発)の意味では、シティに近い+ウォーターフロントということで、人気が高いわけですね。家借りようと思っても結構高いです。
僕はその昔、東京は佃・月島エリアに暮したことがありますが、バルメインは非常によく似てると思います。歴史性(江戸情緒、佃煮、もんじゃ焼きなど)と「ウォーターフロント・アーバンライフ」系という点において。そしてただ単純に「いま一つ垢抜け切れない雰囲気」において。
バルメインまでは、陸路でいくと迂回するので結構ありますが(それでもバスで15分くらいで着くけど)、フェリーで海路をいくと、あっけないほど簡単にシティに着きます。目の前ですもんね。今回の写真はバルメインの先端のフェリー発着所の風景です(Darling Street Balmain Wharf)。
特に写真に個別の解説も不要かと思われます。平日の午前中ののどかな風景です。
右下の写真に写っているのがフェリーですね。
中央下の写真は、僕にとっては強烈に懐かしさを誘う絵です。「おお、ハーバーブリッジが勝どき橋に見える」という。
写真・文/田村
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